1回目の寝坊
捜索願を出す為に、警察署に行くと
生活安全課の刑事2人に質問された
「悩みはありましたか?」
「死にたいと言われた事はありますか?」
考えた事もなかった…
悩みは誰にでもあるだろう
そんな事で死にたいと思うとか、
失踪するなんて事が、
うちで起こるなんて想定してなかった
「え?」
でも考えてみれば、職場の事を
愚痴る事は多かった
昨日のブログに書いた様に、
始発から終電の仕事が多く、終電に間にあわない事も数回あったし、
休日の組み方なんて、ひどかった
出勤させておいて「今日は休みでいいよ」なんていうのは、休日ではないだろうと
でも次男が1番嫌だと言っていたのは、
いじめがある職場ということだった
1年早く入社した次男と同じ年の男の子が、壮絶ないじめにあっていて可哀想なんだと、毎日の様に言っていた
「助けてあげたいけど、助けてあげられない
その子の辛さを聞いてあげることしかできない」
「そんな何もかも変な職場は辞めたらいいのに…」
いつも私は次男に言っていた
「免許があれば、更新時に捕まえる事ができるのですが…事件性がないと警察としては捜せないので家出人として受理しておきます」
警察署で、そう言われた次の日の夜、
「ただいま~」
本当に普通に次男は帰ってきた
「何処に行ってたの?」
「山登りにね」
「携帯が壊れているので、目覚ましを4時半にセットできずに寝坊した
先輩に連絡したかったが、携帯が反応せずアドレス帳が開かない
そうしたら何もかも嫌になって、山に行くことにしたんだ…」
そう次男は言った
私は次男が帰ってきたというだけで安堵して
「疲れたでしょう、湯船入って早く寝ないとね」と言い、
次男の会社の上司に帰宅した事を連絡した
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。