過去の私②
商売をしている祖父の家に預けられた私は、保育園に通い始めた
保育園の卒園式前の雪見遠足、祖父と一緒に
3ヶ月経ち、卒園式が終わると母が迎えに来たが、
引越しをして家が変わっていた
1年生の終わり頃、また転校させられた
小学校に上がってからは、トータルで3年くらい、祖父の家に預けられた
母は、私を預けた理由を「2人育てるほど、生活に余裕が無いから」
と、祖父に言っていたが、たぶん違う
毎日、外食か店屋物のごはん、夕方になると美容室で髪のセット、
少しの距離でも歩かずタクシー移動、
毎週日曜日に、伊勢丹で20万円以上するスーツを買っている母が、
お金に困っている様には見えなかった
2年生(7歳)の私を、東京駅まで迎えに来た母が、
「実は今、男の人と住んでるんだけど、お爺ちゃんには内緒にしてね」
と、言った
私をお爺ちゃんとこに預けてるのに、男と住み始めたのか…
相手の男は、子供だった私にも、母の未来が想像出来るような、くだらない男だった
母と弟は、その男を“キャップ"と呼んでいたが、私は絶対に呼ばなかった
男は「キャップと呼べー」と私を殴り続けた
3年生になると、母は「キャップと結婚するからね」と言い、
男は無免許なのに、友人から借りたという車を運転して、
祖父の家に挨拶に行った
祖父は、離れに私を呼び「あの男はどうなんだ?」と聞いた
「仕事してないし、お酒を飲んで暴れるし、殴るし、
今日も免許を持ってない癖に、運転して来たんだよ」
私は言いつけた
祖父と従兄弟と私(5年生10歳)、箱根
スワンボートに乗ったが、私があまり漕がないから、
祖父が「俺ばっかに漕がせて(私)ずるいぞ」と言って笑った
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