6回目の命日
戸籍謄本の死亡の日は、推定4月29日となっている
次男に会えなくなってから半年、
本当にあっという間に過ぎた
思えば小さな頃から、すぐに私の前から居なくなってしまう子で、
初めての事件は、次男が3歳4ヶ月になった春だった
幼稚園は入園してまだ数日しか経ってないので、延長保育を頼めなかった
ある日、当時の彼氏に子供達を頼み、仕事に行った私は、会社で幼稚園からの連絡を受けた
「〇〇警察署から連絡があり、次男くんを幼稚園まで連れてきましたので、お迎えに来て下さい」
当時の彼氏が昼寝をしてしまい、次男は「暇だから遊びに行こう」と1人で外出し、迷子になったらしい
知らない人に、パチンコ屋を数件連れ回された後に置き去りにされ、
警察署に連絡がいった
「〇〇組の次男くん」としか名前が言えず、
警察署が色々な幼稚園に電話して、
ようやく次男の幼稚園を見つけたと言っていた
驚いたバスの運転手さんが、警察署まで迎えに行ってくれたのだ
次男は小学生になってからも、この幼稚園バスの運転手さんや数人のパパ友に、
何回も釣りに連れて行って貰ったりしていた
このカレンダーは、去年の暮れに次男が買ってくれた物だ
「可愛いな」私が言うと、
次男は「買えばいいじゃん」と言った
「もう来年のカレンダー買っちゃったし」と独り言を言っていたら、
次男が買ってきてくれた
あと2回、月をめくると、このカレンダーが終わってしまう
めくったカレンダーを、私は全部取ってある
次男が逝ってしまったからではなく、
1月から、なんとなく捨てられなかったのだ
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