まだ少し待っててね

20歳の次男が2017年4月に自死しました

抜けがら

最近の私は、前にも増して放心する時間が長い
気力が全く無いし、仕事を休みがちだ


仕事を休んでも何をする訳でもなく、ぼーっとしてると、
もう夕方になってたりして、慌てて夕飯の支度をする


色々な事が重なり、心が悲鳴をあげてるのか、叫びたくなる




子供達も夫も、私に気を使ってくれる
「~が美味しいから」と土産を買ってきてくれたり、
外に連れ出してくれたり…


でも私の心には、ぽっかり穴が開いてしまっている





忌み嫌い続けていた筈の、
無欲と空虚が胸を占める。
なんてこの身は頼りないのだろう。
あまりに何も無い。

**IKIRU@生きる



東京事変の解散ライブは、平成24年2月29日に行われた
武道館のチケットが取れず、ライブビューイングのチケットを取り、長女と映画館で観た
次男は、この映画館の1階のたこ焼き屋で、バイトをしていた
この日は雪で、とても寒かった


その後、解散ライブのBlu-rayを買い、次男と何回も一緒に観た
どうして、生きてくれなかったんだろう

最悪な年

本当に今年は、なんだったんだろう?
嫌な出来事が立て続けだった


次男が逝ってしまった(4月)
洗濯機が壊れ、修理代は4万円(6月)
親戚の葬儀(5.9.11月)
車を停車中に追突された(10月)
飼猫が行方不明になった(12月)


1年に悪いことが、こんなに重なるのか…という感じだ
神様は、私のメンタルを粉々にしたいとしか思えない
「これ以上、運が悪くなることは無いだろう
今がどん底なんだ…」
そう思い込もうとしたら、とどめがキジトラ猫の神隠しだった


毎日、探し歩いても見つからない
人間の年齢にしたら90歳超えのお爺ちゃんは、
外に出たことがない完全室内飼いの猫なのに、消えたのが不思議だ
次男の誕生日までは居た
家の中も隅々まで探したが、見つからなかった


自分じゃ開けられないので、黙ってチョコンと、右側に座ってることが多かった


たまに、左側で待つこともある


長女は小学生の時、キジトラ猫の本を書いた



ドアを開ける牛猫

白黒猫は、自分でドアを開けられる


白黒猫を貰った時から、ずっと一緒

お互いグルーミングをしあう

いつも一緒だったから、最近の白黒猫は情緒不安定で、鳴いてばかりいる




あんまり運が悪いので、ツキを取り戻したいと言うと、夫が調べてくれた
「調神社という神社は、参拝するとツキが良くなるんだって」
御朱印帳を持って行ってみたが、寺の御朱印も押印してあるから駄目だと、
もらうことが出来なかった

ツキは無かった様だ
もう2度と、あの神社に行くことはない

輪廻転生

死後の世界は、自分が死んでみないとわからない

本当に生まれ代わりがあるかどうなのかも…



私は、赤ちゃんの時の記憶が、少しだけある

祖父(母方)の家の居間の隣の部屋で、私がハイハイをしたら、

叔母達が拍手をして喜んでいた…とか、どうでもいいことだ


けれど私には、前世の記憶が全く無い

だから輪廻転生が、本当にあるかはわからない



6月半ば、クドカンが監督の映画“TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ"を、WOWOWで録画した

長瀬が地獄で鬼の格好して、バンドを組んでいる…

というくらいしか、内容は知らなかった

次男の事があったばかりだったし、タイトルを見た私は、ドキドキしながら観た


高校生の男の子が、修学旅行中のバスで事故にあう

自殺だと判定されて地獄に落ち、現世との行き来をする

転生は畜生だったり、人間とは限らない…というあらすじだった


次男のことが無ければ、バカ映画だな~と、笑いながら観たと思う

次男はどこへ行ったんだろう…やっぱ六道とか修行とかあるのかな?

考えながら、複雑な気持ちになった



今年の3月頃、“世にも奇妙な物語"の“来世不動産"が急に観たくなり、

YouTubeの動画を夫と探してつけてみると、ちょうどバイトから帰宅した次男が

「来世不動産でしょ、これ面白いよね~」と言った

主人公の男が亡くなってから、来世は何に生まれ変わるか検討する…という物語だ



生まれ変わったら、可愛がられている家猫がいいな、人間は嫌だな~

と、ずっと私は言い続けていた

でも今は、生まれ変わりたいとは思わない

元通り、家族皆で幸せに暮らしたい…

これが私の死後の世界の理想だ




年が明け平成11年になるとすぐに、前夫と離婚した

その年の夏祭りから帰って来たところ

ソースをこぼして、甚平が汚れた2歳の次男

私の母が子供の頃にしてた色褪せた浴衣の帯は、

私も長女も、3歳の次女も受継いだ

この頃は、2人とも泣いてばかりで大変だった

だんご3兄弟がとても流行っていた


家にスカパーを入れたら、子供達は大喜び

カートゥーンネットワークやアニマックスを、寝るまでつけてた


キティちゃんとポケモン毛布を2枚ずつ買ってあげたが、

まだ次女は、このキティちゃん毛布を大切に使っている



みんな一緒に生活を送りたい…