過去の私③
祖父母は結婚に大反対で、母と男は入籍を許されず、
小学3年生だった私はホッとしていた
祖父に、本当の事を告げ口した私に、母はヒステリーを起こし、男もキレた
それから毎晩、私は「寝ている間に殺されるかもしれないな」と思い、ドキドキしながら布団に入った
祖父のお店の前で、母と私
母屋の裏にある離れで祖父に言いつけた
私が中学に上がる頃、母と男の夜中の喧嘩が増えてきた
寝ていた私は、ドスンという大きな音に驚き、居間を見に行くと、母はTVを投げていた
また、ガラスが割れる音が響き、飛び起きる日も多くなった
男が働かず遊ぶ金をせびるのが、母は今更、腹が立ってきたのか文句を言い始めた
その八つ当たりで私や弟は、男に殴られる回数が増え、
絶えず顔や体に痣があった
中学1年の終わり頃、初潮を迎えた私は
「男に言わないでくれ」と頼んだが、口の軽い母は男に喋った
水商売で、夜は母が家に居ないのをいい事に、
寝ている私のベッドに、酒臭い匂いをさせ、毎晩、男は来るようになった
苦痛だったが、母には言えなかった
「早く家を出たい、男が死ねばいいのに…」
そんな事ばかり思っていた
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